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ギターは右手が大事

ギターを弾く時に大事なのは左手と右手、どちらの方が大事でしょうか?

 

もし、プロのギタリストにこう質問したら、彼らのほとんどは「右手だ」と答えると思います。僕も同じくです。

右手がサウンドを決める

もちろん左手も大事ですが、やはり右手がサウンドを決める重要な要素です。初心者の方ははじめは抑えるのが大変な左手に意識が行ってしまいがちなんですが、よーく考えてみてください。ギターの弦は右手で(左利き用のギターなら左手で)弾かれることによって、初めて音を発生させるのです。

 

それはすなわち、「どう弦をはじくか」でそのサウンドが変化することを意味します。サウンドを決める割合としては「左手2:右手8」くらいだと思います。

 

たとえば、あるひとつのギターを違う人が弾くと、音が違ってきます。それはそれぞれの弾き方によって差が出てくるのです。ピックを弦にあてる角度、弦を弾く場所、力の入れ具合。弾き方一つでそうとう異なってきます。もちろんピックの重さ・材質・厚さも影響してきますが、ピックの種類よりかは弾き方の方が音の変化が大きい。

たとえば、昔ジャズギターのセッションに行ったことがあります。セッションホストバンドにギタリストがいて、その方のギターはとても素晴らしい音を出していました。何曲かホストバンドの演奏が終わり、じゃあセッションを始めようということになって、ギタリストが交代になったのですが、そのギタリストは自分のギターとピックを持ってきていませんでした。なのでホストギタリストのギターとピックを使うことになって、いざ曲が始まってみると、ギターの音が驚くくらい異なっていました。

同じギター、同じつまみの設定、同じピックなのに人によってここまで変わるのだと、本当に驚いたのを覚えています。

右手によるギターの音の表し方の幅はとても大きいのです。ちょっとしたことで、あなたのギターはその顔をがらりと変えます。歯切れがよくなったり、もそもそとした音になったり、暗い音になったり、明るい音になったり、軽い音になったり、重い音になったりさまざまに変化していきます。

それはつまり僕たちが思っているより、ギターというものは表現の幅が大きいことを意味しています。

 

なのでもし、右手のことをまだあまり考えたことがない方は、ぜひ自分の右手をしげしげと眺めたり、ピックと弦が当たる時の様子をじっくり観察してみましょう。

きっと新しい発見があるはずです。その発見はあなたの演奏技術、表現方法にとってすばらしい肥やしになります。芸は肥やしといいますから、なるべく自分の芸に肥やしを与えていきましょう。