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上手くなりたかったらライブに行くこと

音楽は日常にあふれています。

街に行けばどこかしらで流れていますし、通りがかる車から聞こえてくる場合もありますし、地域によっては夕方を知らせるチャイム放送とかも聞こえてきます。テレビをつけていたらそれこそ音楽はほとんど流れていますよね。

よくよく考えてみると、何かの曲を聞かないときはないのではないかというくらい私たちの日常には音楽があります。こちらが何をしなくても勝手に聞こえてくる。これらは受動的な音楽視聴といえます。

では反対に能動的な音楽の聴き方には何があるかというと、例えばイヤホンやスピーカーで自分の聴きたい音楽をかけて、その音に耳を傾けるというのが一つ。要は録音されたものを楽しむということですね。

あとは好きなアーティストのコンサートやライブ、もしくはなにがしかの音楽イベントに足を運んで、そこで音を楽しむというのがあるかと思います。こちらは生演奏を楽しむ。

一つ目の録音されたものを楽しむというのは比較的、実行しやすいかと思います。

自宅やあるいは車の中など、その場で再生ボタンを押せばいいわけです。リラックスできる環境で自分の好きな時に好きなものを好きなだけ聴ける。

反対に生演奏を聴きに行くというのは、それの何倍もエネルギーがいります。

まず出かけるための服に着替え、自宅から離れた会場に行くために電車に乗り(あるいは車を運転し)、近くまで来たら会場までいくらか歩き、受付が混んでいたら列に並び、会場に入ったらスペースを見計らって聞く場所を確保する。これだけで疲れます。

そしてもし、そのあとの演奏がよくなかったり、あまりその音楽を楽しめなかったりした日には、なんで自分はこんなことをしているのか、と自問してしまうかもしれません。

こんなことなら家でゆっくりお酒を飲んだり、映画を見たりすればよかったなぁと。残念ながらそういうことは起こりえます。僕もたまに経験します。

しかしながら、それでも僕はライブを見に行くことをお勧めします。

なぜなら、前述した苦労をしてでも見に来てよかった、聴きに来てよかったと思えるライブやコンサートはたくさんあるからです。

そういうものに出会えると疲れが消えて、元気が出てきます。とてもいい映画を観た後のように、いろいろなことにやる気が出てきます。

もしあなたが楽器を演奏する人間なら、間違いなく練習のモチベーションにつながりますし、時には数日分の練習に匹敵するくらい、あなたのなかの音楽が育ちます。

逆を言えばあなたがそのような機会がめったにない場合、あなたの音楽はそこまで広がらないと僕は考えます。だから僕は、とにかく楽器がうまくなりたいという学生の生徒さんには口を酸っぱくしてライブに行きなさいと言っています。

ライブを見に行くのはなかなかエネルギーが必要ですが、何事も良いものを得るには代価が必要です。

そう思って、年とともに重くなって来ている腰をよっこらしょと上げ、気になるアーティストのライブスケジュールをチェックしてみましょう。きっと行ってよかったと思えることがあると思いますよ。